間違いだらけのピッチングフォーム
間違ったフォームで速い球を投げると怪我をする
最近、大リーグでは大谷投手をはじめ、直球の平均球速が97マイルを超える投手のほとんどが、トミー・ジョン手術(内側側副靭帯再建術)を経験しています。速球派の投手は投げ方を見直す時期にきているのではないかと思えます。常識的には速い球を投げるには腕を強く振らないといけないと思いがちですが。事実はその逆です。このことを表現するのに適切なのは以下の言葉です。
ピッチングのパラドクス(逆説)
速い球を投げたければ腕を振らないように意識する
怪我をせずに速い球を投げる方法はあるのか?
答えはyesです。あくまでもこれは、素人の私自身の経験での話です。初心者にも大リーグでトップクラスの投手にも最適な方法であるという気がします。
根本原理
腕を振りにいかないで、まず、上腕骨の腕の向きを変えず、直線的に肩関節で腕を引っ張り加速させ、投球側の肩関節がJカーブを描くように最後は減速(意識的には2塁方向に戻す意識)させるだけです。
この投球側の肩関節の加速、減速をいかに下半身と体幹部をつかって行うかが鍵です。これが上手くできれば腕はほとんど振る意識なしに投げれます。この際、肘関節は深く曲げず約15度程度を意識すると、途中で自然に90度曲がり、それから肘関節は伸びてゆきます。
そして、肘関節は完全に伸ばし切らずにまた、約15度を保つようにします。この理由はソフトボールのように前腕の回内、回外が利用できることです。肘関節を完全に伸ばさないので上腕と前腕の骨同士がぶつからないので骨棘ができにくいというメリットもあります。
この方法だと、怪我をしやすい肩関節のrotator cuff(回旋筋腱)、関節唇、肘の内側側副靭帯にも負荷がかかりません。
この画期的なピッチング法の名前を何にしようかまだ決めてはいません。名前は複数あってもかまわないとは思います。頭に浮かんだその候補は以下の通りです。
究極のJカーブ投法
魔法のJカーブ投法
2刀流ピッチング
魔法、2刀流という言葉は、体力がなくても、誰でも両手投げができるようになるという可能性が極めて高いからです。多くの人、特に女性、シニア世代の方に試していただければと願っています。